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米国

米国ワイン

誰が米国に初めてワイン用のブドウを植えたかに関しては諸々の説がありますが、フロリダでフランス・ユグノー系開拓者たちが、1562年に地元のブドウ品種を使用して米国で最初のワインを造りました。しかし、これらの在来種から造られたワインは好まれないことが分かりました。ほとんどのワイン愛飲家はヨーロッパのブドウ品種(ヴィティス・ヴィニフェラ)で造られたワインに慣れていたので、これら在来種の風味と強い酸味は彼らの興味を引きませんでした。

その結果、ヴィティス・ヴィニフェラ品種はヨーロッパから輸入されましたが、そのブドウは、アメリカ在来のブドウの病気と害虫に屈して、結局栽培をすることは失敗に終わりました。その状況に対し、交配品種が開発されました。1740年に発見された(自然交配の)アレキサンダー種は交配品種の最古のもので、今でも栽培されています。

ブドウ栽培することとワイン醸造することは、実にゆっくりと広まって行きました。1769年に伝道者たちがカリフォルニア州に最初のワイン醸造所を設立しました。1799年に最初の消費市場向けのワイン醸造所とブドウ畑が、ケンタッキー州に開設されました。19世紀に入るとワインは益々人気が高まりました。しかし、1919年に禁酒法が制定され、消費市場向けのワイン生産は中止されました。ワインは聖餐の目的に使用されることだけは許されました。1919年と禁酒法が撤回された1933年の間で、聖餐用ワインの消費高が100%にまで増加しました。ボルステッド法は、ある限られた範囲で、ブドウ栽培の産業を救いました。家庭で発酵したフルーツジュースを造ることは許されました。結果として、その期間にホームワインを造るためにたくさんのブドウが出荷されました。規制を回避する別の方法は、“Vine-go”と呼ばれるブドウゼリーを使うことでした。そのゼリーは、水を加えると発酵してワインになるものでした。しかしながら、禁酒法はそれまでに定着したワイン産業に相当な打撃を与えました。ほとんどのエステイトやワイン醸造所は閉鎖を強いられました。また、多くの“ホームメイド”や“聖餐用”ワインがまずく造られたので、ワインの質もかなり劣っていました。

禁酒法の撤回後、ワイン産業が再開するのに時間がかかりました。造られたワインは当初は安物で甘いものでした。ヨーロッパのブドウ品種(ヴィティス・ヴィニフェラ)で造られたワインが高品質であると認められ、1960年代と1970年代にカリフォルニアワインが国際的承認を得て以来、この事態は変わりました。その時以来、米国におけるブドウ栽培やワイン醸造の知識や技術は大いに飛躍しています。事実、米国ワインの生産量だけでなく品質についても、米国は世界有数のワイン生産国の1つになっています。築き上げた品質と伝統を確かなものにしているのですが、ヨーロッパのワイン生産者は数多くの規定にとらわれています。一方、米国のワイン生産者は極めて少ない制限の下で生産しています。生産者が望めば(生産者同士で)最も進歩している醸造技術を体験し合ったり、ブドウ畑に灌漑したり、品種を取り換えるために素早く新しい品種に接ぎ木したり、また市場状況の変化に事業を順応させることも可能です。米国で優れたワインを見つけることが出来ないということは、まず無いでしょう。

今日、米国の50州全てでワインは造られていますが、その中の4州だけで生産されているワインは全体の97%を占めています。それらは、カリフォルニア州(およそ89%)、ワシントン州(およそ3.5%)、ニューヨーク州(およそ3.3%)、オレゴン州(およそ1%)です。

生産地域

オレゴン州 - カリフォルニア州 - ワシントン州

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オレゴン州は米国ワイン全体の1%未満しか生産していませんが、米国においてワイン生産量は第4位です。オレゴン州では1840年からワインを造っていますが、消費者市場向けのワイン生産の歴史は非常に浅く、1960年からです。およそ30品種のブドウが栽培されていますが、造られているワインの4分の3は、わずか2品種から造られています。それらの60%がピノ・ノワールで、15%がピノ・グリです。これらから引き離されて第3位に上がるのは、わずか2%の割合しか占めていないシャルドネです。8,000 ha近くでブドウが栽培されています。この州には500にほぼ近い数のワイン醸造所とエステイトがあります。それらのほとんどは小さな家族所有のもので、平均して年間におよそ3,000ケース生産しています。ほとんどは自分たちのブドウを栽培し、(カリフォルニア州のように)市場でブドウを仕入れることはしません。

オレゴン州には3つの主要なブドウ栽培地域があり、州境内に12のAVA(American Viticultural Areas)、隣接州と重なるAVAが4つ(3つはワシントン州、1つはアイダホ州)あります。3つの栽培地域は次のものです。
  1. The Willamette Valley (ウィラメット・ヴァレー地域):   ウィラメット・ヴァレーはオレゴン州で最も大きなワイン生産地域です。北はコロンビア川(ポートランド市)から南はユージーン市地域にまで広がっています。およそ250のエステイトとワイン醸造所がこの渓谷にあります。一年を通じて、気候は温暖です。冬は冷涼(寒いのは稀)で湿度があり、夏はほとんど湿度がなく温暖(暑いのは稀)です。この地域は上質なピノ・ノワールとピノ・グリを造るので評判が良く、その他の品種も少量ですが栽培されています。
  2. South Oregon (南オレゴン地域):   南オレゴンはアンプクア・ヴァレーとローグ・ヴァレーというかなり独特な2つの地域で構成されています。アンプクア・ヴァレーではピノ・ノワールカベルネ・ソーヴィニヨンメルロー、ピノ・グリが主な栽培品種です。気候は北方のウィラメット・ヴァレーより温暖で乾燥しています。ローグ・ヴァレーは小さな地区です。谷底というよりは川周辺の丘の上、およそ550 haでブドウは栽培されています。一番高い標高は約600 mです。この地域ではおもにシラー、メルローカベルネ・ソーヴィニヨンピノ・ノワールシャルドネが栽培されています。
  3. The Columbia Valley (コロンビア・ヴァレー地域):   この地域は4つのAVAを含んでいます。コロンビア峡谷AVAコロンビア・ヴァレーAVAワラ・ワラ・ヴァレーAVAはワシントン州と境界が重なっています。スネイク・リヴァー・ヴァリーは、アイダホ州に境界線がまたがっています。全てのAVAは小さいです。それら全てを合わせても800 ha未満です。気候や土壌の条件の違いがありますが、多くのブドウ品種が栽培されています。

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カリフォルニア州は、米国の総生産量の90%近くを占めている、米国の圧倒的に大きなブドウ生産地域です。1,200以上のエステイトとワイン醸造所がワインを醸造し、それらのいくつかは小規模専門店を経営していますが、巨大な事業法人化しているところもあります。カリフォルニア州だけで、世界第4位のワイン生産地域となっています。

1769年に伝道者たちが最初のワイン醸造所を設立しました。 エルナン・コルテスが1520年に“新世界”に導入した“ありふれた黒ブドウ”にほかならないのですが、“ミッション”と呼ばれるブドウ品種をそこに植えました。そのブドウは、様々な気候と土壌条件に容易に順応する汎用なブドウ品種です。そのブドウは、アルゼンチンのピンク色の果皮のクリオージャ品種やチリの果皮の赤いパイス品種と関係しています。高い収穫量を生産する成長力のたくましい品種ですが、それから造られるワインは個性に欠けています。最後にそのブドウ品種は人気が落ちてしまいますが、長い間カリフォルニアの主要な品種でした。カリフォルニア州ではわずか400 haほどですが、今でもそのブドウが植えられています。“今の”ヨーロッパのブドウ品種がそれに取って代わられています。19世紀後半にヨーロッパのワイン産業を壊滅させたフィロキセラは、結局カリフォルニアも荒廃しました。しかし、ヨーロッパのブドウの木をアメリカのブドウの根に接ぎ木する処置方法がすでに確立されており、地元のワイン産業に役立ちました。その結果、カリフォルニア州のワイン産業はかなり素早く回復しました。反対に禁酒法は、カリフォルニアのワイン産業の終焉をもたらすところでした。1933年に禁酒法が撤回された時、(800あった)ワイン醸造所は120あまりしか生き残っていませんでした。回復するのには何年もかかりました。1933年以降造られたワインの大部分は、甘い“ポートワイン・スタイル”のワインでした。ワイン産業の転機が1961から1968年に来ました。1961年に一番初めのエステイトを購入したジョセ(ジョー)・ハイツは、一連の“新しい”ヨーロッパスタイルの上等なワインの創始者でした。彼の後にロバート・モンダヴィやその他の人々が続きます。

カリフォルニアは、410,000 km²ある大きな州です。ブドウはおよそ200,000 haで栽培されています。そのような大きな栽培地域であることから分かるように、地質学的及び気候的にカリフォルニア州はとても多様性があります。同じブドウ畑の中でさえも土壌条件は、ローム土、砂質、花こう岩、粘土質、火山灰、海底土と多様であると言えます。カリフォルニア州の大部分は(湿度が低く穏やかな夏と湿度が高く温暖な冬という)“地中海性気候”として分類されますが、その他は(暑い夏と寒い冬、年間通して程々の雨量という)“大陸性気候”の影響下にあると考えられています。上質なブドウの多くは、1,300 kmほどの長い海岸線に沿った地域で栽培されています。夜から朝にかけて、内陸や近隣の渓谷内に冷気や頻繁に霧がもたらされます。天候が悪いことは稀で、日が降り注いでいます。ブドウの生育期間にほとんど雨が降らず、海から気持ちの良い風が吹き、日中は暑く、夜間は涼しいという条件が組み合わされて、そこのブドウは確実に完熟することができるのです。ブドウが成熟すると、ワインをしっかり熟成させることができる十分な量の酸味を失うことなく、ブドウは風味と糖分に満ちています。

土壌や気候に多様性があるので、当然のことながら、カリフォルニアワインは多種多様のワインスタイルを表します。それに加えこれは、多くのエステイトの所有者の祖先が米国に移住し、多くの場合カリフォルニア州に定住したということにより、所有者たちの其々の異なった手法のためでもあります。カリフォルニア州では100以上のブドウ品種が栽培されています。最も主要な品種は、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、ピノ・ノワールシラー、ジンファンデル、ソーヴィニヨン・ブランです。2番手には、赤ワイン用にカベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、グルナッシュ、ムールヴェードル、マルベック、プティ・シラー、カリニャン、サンジョヴェーゼ、バルベーラ、白ワイン用にシュナン・ブラン、リースニング、セミヨン、ルーサンヌ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、マスカット、ゲヴェルツトラミネール、マルサンヌです。上級エステイトは、個々の“テロワール”の考え方に基づいたヨーロッパスタイルのワインを造ることに取り掛かっています。しかし、ワイン生産者の多くは、良い構成要素で、みずみずしく、濃く、果実味が前に出ているワインを造るという伝統的な“新世界”の単一品種で造るワインスタイルをまだ支持しています。一定の間隔で、このスタイルのワインを造るのに、ここの気候条件は完璧です。一般的にカリフォルニアワインのアルコール含有量は13.5~14.5%で、中には15%を超えるものもありますが、このことはより高品質の目安として受け取られるべきではありません。

カリフォルニア州には、107の“アメリカブドウ栽培地域”(AVA)を含む、主要な4つのワイン生産地域があります。

  1. The North Coast (ノース・コースト地域):   この生産地域はサンフランシスコ北部からオレゴン州にまで広がり、多くのAVA(47)があります。たくさんのカリフォルニアで最も有名なブドウを栽培している地区はこの地域にあります。それらは、ナパ・ヴァレー、ソノマ郡、ロス・カルメロス、ラザフォード、セント・ヘレナなどです。
  2. The Central Coast (セントラル・コースト地域):   この生産地域はサンフランシスコ南部からサンタ・バーバラ郡にまで広がっています。32のAVAがある、カリフォルニアで2番目に大きな良品質ワインの生産地域です。次のAVAがワインの質で有名です。それらは、モントレー、パソ・ロブレス、サンタ・バーバラ、サン・アントニオ・ヴァレー、サンタ・リタ・ヒルズ地区です。
  3. The South Coast (サウス・コースト地域):   この生産地域はロサンゼルス南部からメキシコ国境線にまで広がっています。ここは10のAVAがある小さな地域です。およそ50のワイン醸造所とエステイトがこの地区で経営されています。常に消費者市場の要望に沿って、近年、ローヌ・ヴァレー地域、スペイン系、イタリア系のブドウ品種が、地元の気候条件に合わせて植えられています。
  4. The Central Valley (セントラル・ヴァレー地域):   北東から南西にかけて700 km以上にも及ぶ渓谷です。そこは、肥沃で平坦かつ広々とした渓谷で、カリフォルニアで最も生産力がある農業地域です。カリフォルニアワインの75%はここで生産されています。そのほとんどは、大規模なワイン醸造所によってその醸造所のために造られた、ジャグ・ワイン(大びん入りの低価格ワイン)です。17のAVAがこの地域に属していますが、シエラフットヒルズを構成している7つのAVAもこの地域に入ります。セントラル・ヴァレーで一番有名な地区は、ロウダイAVAとシエラフットヒルズAVAです。

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1860年代から1870年代にドイツ人とイタリア人の移民たちが、ワシントン州で初めてワインを造りました。禁酒法が初期の産業を一掃しそうになりました。禁酒法の撤回後に造られたワインは、カリフォルニア州でのように、大部分はアルコール度が強化された甘いものでした。何百万リットルというジャグ・ワインが造られました。初めて高品質なワインを造ろうとする試みが行われた20世紀半ばまで、この状況は続きました。カリフォルニア州でのように、1960年から1970年は転換期で、ワシントン州にさらに多くのエステイトやワイン醸造所が設立されたので、上質のブドウ品種を栽培することは急速に広まりました。1989年に5種類のワインワイン・スペクテイター誌の上位100のワインリストに載ったことで、この州のワインの質が認められました。今日では750以上のエステイトとワイン醸造所がこの州で運営され、およそ18,000 haでブドウが栽培されています。今では、カリフォルニア州に次ぐ、米国で第2位の大きなワイン生産地域です。この州のワインは40か国以上に輸出されています。

ほとんど全ての栽培地域は、コロンビア川流域である州の東半分にあります。カスケード山脈は雨が越境してくるのを阻止し、山脈の東側の気候をかなり乾燥している状態にしています。夏の間の日照時間は、カリフォルニア州よりも長いと言われています。従って、川から灌漑することは、この地域のワイン産業にとって基本的に重要なことです。川は、とても厳しいといえる冬の気温をやわらげることにも貢献しています。土壌は、礫岩、砂岩、ローム土、黄土、火山灰の混合で構成されているので、ブドウにはうってつけの土壌であり、水はけを良くしています。日中と夜間のかなりの気温の上下差が、ブドウが完熟し十分な量の酸味を蓄えるのにさらに役立っています。また乾燥状態なので、この地域はかなり病気の影響を受けずに済んでいます。

ワシントン州には9つのAVA(American Viticultural Areas)が州境内にあり、隣のオレゴン州と共有しているAVAが3つあります。しかし、実際には州の東半分と(雨の多い)西側の唯一の生産地区であるピュージェット湾AVAという2つの独特な生産地域があります。西側にあるブドウ醸造所は、大抵東側でブドウを栽培し(または東側からブドウを仕入れて)、西側でワインを醸造します。つまり、ブドウはカスケード山脈を越えて、トラックで長い道のりを運ばれてくることになります。

  1. The Columbia Valley (コロンビア・ヴァレー地域):   コロンビア・ヴァレーは、ワシントン州で事実上唯一ブドウが栽培できる地域で、ワインの99%以上を造っています。また、コロンビア・ヴァレーにはいくつかの他のAVAもあります。ほとんどのブドウは、300から600 mとばらついた高所にある川沿いに植えられています。コロンビア・ヴァレー地域にあるAVAは、ホース・ヘヴン・ヒル、ウォルーク・スロープ、レイク・シェラン、ヤキマ・ヴァレー、レッド・マウンテン、ラトルスネイク・ヒルズ、スナイプス・マウンテン、ナチェス・ハイツ、そして、オレゴン州と境界線がまたがっているAVAが3つあります。それらは、ワラ・ワラ・ヴァレー、コロンビア峡谷、スネイク・リヴァー・ヴァレーです。
  2. The Puget Sound ピュージェット湾地域:   この州の西側にある唯一のAVAです。このAVAは、州のワインのわずか1%しか醸造していませんが、とても広範囲にわたる地域です。(主に冬期の)降雨は東側に比べてかなり高く、ヨーロッパの栽培地域やオレゴン州のウィラメット・ヴァレーAVAと同じようです。夏は乾燥して日が良く降り注ぎ、冬は冷涼である気候です。この地域では冷涼な気候変化で良く生育します。この地域で運営している12のブドウ醸造所の多くは、ワシントン州の東側からワインに使うブドウを仕入れています。

80以上のブドウ品種がこの州では栽培されていますが、それらの多くは試しの段階で、まだ市販用のワインには造られていません。赤ワイン用の品種の中で、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、シラーがほとんどのワインに使われています。リースニング、シャルドネ、ゲヴェルツトラミネール、ソーヴィニヨン・ブランの4品種が、白ワイン用として最も重要です。ワシントン州で造られる高品質のワインは、“旧世界” (ヨーロッパ)のワインの構成と果実味が前面に押し出されている“新世界”のワインの一体化したものという高い評価を獲得しています。


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