Guki Cellars

連絡先 : 045-232-4499
サインアップ | 登録

カート
品目 : 0
合計金額 : 0

カートの中を見る

ドイツワインの格付け(等級)

ワールが上質ワイン製造の主要な要素であるという考えを基盤にしているフランスAOC制度と違って、ドイツの格付け制度は、ワインの品質は収穫されたブドウの成熟度とワインの製造過程に由来するという見解に基づいています。これらの(またはその他の)条件は生産地ごとに規制されています。そのため、仕上がったワインが第一段階として生産地の規定に適合していなければなりません。その次に分析検査、それに続いて視覚・嗅覚・味覚検査を受けることを義務付けており、その後ワインの品質と等級が認可されます(または不認可になります)。認可されると正式な認定番号(AP公認検査番号)が与えられます。Qualitaets(クワリテッツ)ワインやPraedikats(プレディカーツ)ワインは、全てラベルに認定番号を表示しなければなりません。その番号は10から12桁で構成されています。その数字は生産地の公的検査機関、ブドウ畑、瓶詰業者のコード、ワインが検査された年号、製造番号を示しています。テーブル・ワインやカントリー・ワインのような下級格付けワインには、AP番号は要求されていません。(しかし、それらのワインでも、それぞれの規定に適合していなければなりません。)

プレディカーツヴァイン(肩書き付上質ワイン) (Praedikatswein, "Qualitaetswein mit Praedikat")

その格付けは、ドイツの最高品質ワインの6つの等級を網羅しています。つまり、カビネット、シュペトレーゼ、アウスレーゼ、ベーレンアウスレーゼ、トロッケンベーレンアウスレーゼ、アイスヴァインです。ワインの原産地は、13あるドイツ栽培指定地域の一つでなければなりません。さらに、ワインは規定ブドウ品種から造られなければなりません。最少マスト量(または、発酵後の潜在的アルコール度を示すエクスレ度)は、生産地域が規定したレベルに達していなければなりません。ブドウは規定された通りに収穫されなければなりません。チャプタリゼーション(発酵前の補糖)は許されていません。プレディカーツヴァインのブドウは気候に左右されて大幅に収穫量が変わり、限られた量しか収穫されません。

カビネット(カビネット) (Kabinett)

カビネットは一番下のランキングのプレディカーツヴァインです。一般的な収穫期に収穫されます。カビネットは完熟のブドウから造られるので、補糖する(いずれにしても許可されていませんが)必要ありません。最少マスト量は規定されています。カビネット・ワインは繊細な味わいで、どちらかというとライトボディです。食前酒として、または軽食と一緒に飲むと最高です。

シュペトレーゼ(遅摘み)(Spaetlese)

 等級の2番目にランキングしているワインです。シュペトレーゼ・ワインは遅く収穫されなければなりません。つまり、一般的な収穫期より少なくとも1~2週間経った時点で収穫されます。ブドウの種類や地域で規定されているとおりのより多いマスト量が、要求されています。その結果、アルコール度が高くなり、丸みが増し、しっかりとした味わいのワインになります。美味しい料理と一緒に飲むにも、または濃厚な風味のある食前酒として単独で味わうのにも適しています。シュペトレーゼ・ワインワインセラーで熟成し、数年間保管することもできます。

アウスレーゼ(房選り)(Auslese)

等級の3番目で、アウスレーゼ・ワインは、一般的な収穫期より少なくとも1~2週間経った時点で収穫されなければなりません。完熟で健康的なブドウの “厳選された” 房から造られます。ブドウの種類や地域で規定されているとおりのより多いマスト量が、要求されています。アウスレーゼは丸みがあり、凝縮された風味豊かな中甘口もしくは甘口ワインです。例年、限られた収穫なので希有なワインです。収穫が平均を下回った年はほとんどないに等しいこともあります。ボトリティスに感染する(貴腐菌に冒される)こともあります。ある種の食べ物と相性が良いのですが、ワインだけで楽しむのが一番です。アウスレーゼ・ワインワインセラーで熟成し、数十年間保管することもできます。

ベーレンアウスレーゼ(果粒選り)(Beerenauslese)

等級の4番目で、BAワイン(このように呼ばれています)は昔から希有なワインです。当たり年でさえ一本も造られないときもあります。過熟状態のブドウの粒を厳選して仕込みます。多くは貴腐菌(ボトリティス)に冒されています。ブドウの種類や地域で規定されているとおりの多いマスト量が、要求されています。BAワインは強烈な蜂蜜のような甘味と心地よい酸味を併せ持っています。通常、発酵が長く続き、濃い金色になります。このワインは食後酒として、またはワインだけで(極上な)味を楽しむのがベストです。ベーレンアウスレーゼ・ワインは数十年間、ワインセラーで熟成させることが可能です。

アイスヴァイン(アイスワイン)(Eiswein)

アイスヴァイン(またはEW)はトロッケンベーレンアウスレーゼ・ワインと同等の品質等級であると思っている人もいます。高い糖度と高い酸性度を持ち合わせているので、ボトリティス(貴腐菌)に冒されたワインに似ています。このワインの糖度と酸性度は、ブドウが畑で凍っているのが原因です。アイスヴァインはマイナス8°C以下で凍っているうちに、収穫され、圧搾されなければなりません。その結果、凍った水の結晶は取り残され、甘いブドウの果汁だけが圧搾されるのです。アイスヴァインのブドウは、通常11月から12月の早朝に収穫されます。ドイツでは(いくつかの生産国でのように)、人工的に凍らせたブドウからアイスヴァインを造ることは許されていません。アイスヴァインのマスト量は、ベーレンアウスレーゼ(BA)ワインのマスト量と同量以上でなければなりません。昔は、アイスヴァイン・シュペトレーゼとかアイスヴァイン・ベーレンアウスレーゼのように、2つの階級をラベルに表示できましたが、今ではそれは許可されていません。アイスヴァインは、一般的に濃い金色というより薄い金色です。甘いのですが、アイスヴァインには素晴らしくバランスの良い爽やかさがあります。酸性度が高いために、とてもよく成熟し、数十年間保管できます。ワインの仕上がりは、乾燥した秋と(とても)寒い冬という自然との連帯に左右されます。アイスヴァインは希有で高価なワインなのです。

トロッケンベーレンアウスレーゼ(乾いた果粒選り)(Trockenbeerenauslese)

一般的にアイスヴァインより優れていると判断されているので、TBA(頻繁にこのように呼ばれています)は等級の頂点にいます。このワインワイン醸造者にとって最高の業績です。極めて希で奇跡的なワインは、ボトリティス(貴腐菌)によって萎み、完璧に健康で熟れ過ぎたブドウから造られます。しかしながら、ワイン醸造者にとって貴腐ワインを造ることは、危険と背中合わせです。貴腐菌がブドウにとって有益な構造になるためには、適切な気候と健康なブドウという完璧な環境の中で、菌は生育しなければなりません。さもなければ、灰色カビの構造のままではブドウの質が下がり、収穫高が減少する可能性があります。念願のTBAを造ろうとしても、貴腐菌が生育しなかったので、悪い影響がブドウに表れて、結局ブドウを処分しなければならないという二重のリスクをワイン醸造者は背負っています。TBAを造るのに極めて大きな労働力も必要です。ワイン醸造者は貴腐化したブドウを(適切な時に)収穫するために、ブドウ畑を何回も隈なく調べなければなりません。ブドウ内の糖度が高いためにTBAワインの発酵はむずかしく、そして発酵はとても長く続きます。極めてふくよかで甘美なワインです。色は濃い金色で、時にはオレンジ色の色彩をおびます。変化しながら、いつまでも延々と残る風味で知らています。TBAワインはとても高価で、ほとんど永遠に保管することができます。

 

クー・ベー・アーまたはクヴァリテーツヴァイン(特定産地上質ワイン)(Q.b.A / Qualitaetswein, "Qualitaetswein bestimmter Anbaugebiete")

クー・ベー・アー/クヴァリテーツヴァインはドイツの上質ワインの第一級の名称です。ワインはドイツの13の指定ワイン生産地域の一つの地域で生産された許可ブドウ品種で造らなければなりません。また、ブドウは指定された熟成度に達していることが義務付けられています。規則に従って、(発酵前に糖を補い)QbAワインのアルコール度を高めてもかまいません。

 

近年、次の3つの等級が公式に制定されましたが、あまり知られていません。

クラシック (Classic):  基本的にアルコール度12%以上の辛口や中辛口に付けます。この格付けは、そのワインが食事と良く合うことを保証する目的で考案されました。

セレクション (Selection): この等級は元来、単一畑からの辛口シュペトレーゼの名称です。

エアステス・ゲヴェクス (Erstes Gewaechs): 《第一級》 この名称はラインガウ地方でだけ認められています。従って、格付けされたワインは単一畑からの超辛口でなければなりません。

 

その他の3つの格付けも、非公式ですが使われてきています。それらは容認されていますが、許可されていません。

グロッセ・ゲヴェクス (Grosses Gewaechs): 《特級》 この名称は、ラインガウ地方以外の地方での最高のエステートが、単一畑からの超辛口を意味するために使います。

エアステ・ラーゲ (Erste Lage): 第一級畑は、最高の辛口ワインを造るのに相応しい最高のブドウ畑を示しています。

カルタ・リースリング (Charta Riesling): この名称は、ラインガウ地方からの高級中辛口ワインを示しています。

 

次の3つの下級格付けワインはドイツにありますが、あったとしても、極めてわずかしか造られていません。

ドイチャー・ラントヴァイン (ドイツのカントリー・ワイン)(Deutscher Landwein): EUのワイン法によるヴァン・ド・ペイ (Vin de Pays)に相当します。テーブル・ワインの上の方に分類されます。A.P.番号は要求されていません。人気がないので、ほとんど造られていません。

ドイチャー・ターフェルヴァイン (ドイツのテーブル・ワイン)(Deutscher Tafelwein):  ドイツのテーブル・ワインはドイツワインの下から2番目です。ブレンドされていますが、ドイツワインしか混ぜてはいけません。A.P.番号は要求されていません。人気がないので、ほとんど造られていません。

ターフェルヴァイン (テーブル・ワイン): テーブル・ワインはドイツの最下位のワインです。EU (ヨーロッパ連合)内で生産しているワインを混ぜ合わせて造ります。 A.P.番号は要求されていません。人気がないので、ほとんど造られていません。

 

 

他の格付けが存在する;VDP格付けが最も重要
VDP(Verband Deutscher Prädikatsweingüter)はドイツ・プレディカーツワイン生産者協会です。
およそ200のドイツの上位エステイトが協会の会員です。この協会は1910年に設立されました。会員は、ドイツワイン法で課せられている基準よりも厳しい品質基準を支持しなければなりません。さらに、ドイツワイン法は畑の所在地(テロワール)でなく収穫されたブドウの品質に等級を付けますが、VDPの格付けはブドウ畑(テロワール)がワイン品質の主要素であるという考えに基づいています。ブドウの品質も2つの上位等級、つまりグロッセ・ラーゲ(Grosse Lage)とエアステ・ラーゲ(Erste Lage)として保証されており、ワインは少なくともシュペトレーゼ等級ワインでなければなりません。造られるVDPのワインの大多数は辛口ですが、会員はフルーティや甘口ワインも生産します。

ワイン法格付け:ワインはドイチャー・クヴァリテーツヴァイン(QbA)、カビネット(Kabinett)、シュペトレーゼ(Spätlese)、アウスレーゼ(Auslese)、ベーレンアウスレーゼ(Beerenauslese)、アイスヴァイン(Eiswein)あるいはトロッケンベーレンアウスレーゼ(Trockenbeerenauslese)品質のどれかに評価されます。

VDP格付け:ワインはグロッセ・ラーゲかエアステ・ラーゲ、あるいはオルツヴァイン(Ortswein)かグーツヴァイン(Gutswein)として評価されます。

ワイン法のスタイル:ワインはリープリッヒ(Lieblich)(フルーティ~甘口)、ファインヘルプ(Feinherb)またはハルプトロッケン(Halbtrocken)(やや辛口)、トロッケン(Trocken)(辛口)かのどれかになります。ラベルにそのスタイルを表示することができます。

VDPのスタイル:ワインは辛口もしくはフルーティ~甘口です。辛口ワインはラベルにトロッケン(辛口)と表示しません。辛口のVDPグロッセ・ラーゲとエアステ・ラーゲのブドウ品質は少なくともシュペトレーゼ等級でなければなりませんし、オルツヴァインとグーツヴァインは少なくともドイチャー・クヴァリテーツヴァイン品質でなければなりません。

注記:格付けはラベルに表示されません。その代わりに、全ての辛口ワインは“ドイチャー・クヴァリテーツヴァイン”称号が与えられています。

フルーティ~甘口のVDPワインはラベルにスタイルを表示しませんが、その等級を示さなければなりません。つまり、グロッセ・ラーゲとエアステ・ラーゲに対しては少なくともシュペトレーゼ等級、そしてオルツヴァインとグーツヴァインに対しては少なくともQbA(ドイチャー・クヴァリテーツヴァイン)等級です。

ボトルラベル上のヴィンテージ、エステイト名、村名や(該当する場合は)畑名、ブドウ品種、アルコール度数などのようなその他の商品や生産者の表示は、ワイン法もVDP格付けも原則的に同じです。さらに、VDPワインは、ブドウの房と一体になっている様式化された鷲のVDPロゴもボトルに表示しています。
 

 

 

 

 

 

 


オンライン
安全決済

グキ・セラーズ ・ジャパン株式会社
231-0862横浜市中区山手町155-7

Tel : 045-232-4499
Fax : 045-623-7906